自己紹介
中村有希 なかむら・ゆき
１９６８年東京生まれ。１９９０年東京外国語大学卒。バベル外語学院、フェローアカデミーで１０年、翻訳の修行をつむ。エラリー・クイーンのファンになったのがきっかけで、ずるずるとミステリマニアの道にはまりこみ、ミステリ翻訳家になってしまう。黄金時代の本格ものがいちばん好きなので、古きよき作品をたくさん発掘するのが目標。ミステリ以外で興味があるのは、猫関係の本。いつかやってみたい。（猫好きの猫ばかです）
近況
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「アンティークレシピと食い意地日記」
http://nakamura.whitesnow.jp/melmaga.html
訳書一覧
■猿来たりなば
さるきたりなば
エリザベス・フェラーズ
創元推理文庫
1998/9 初版
ISBN 4-488-15916-8
本体520円
Don't Monkey with Murder
Elizabeth Ferrars
※「このミステリがすごい！９９年版 第４位」
「週刊文春ベスト１０ 第３位」
イギリス南部ののどかな自然に囲まれた村、イースト・リート。トビーとジョージは、このロンドンから遠く離れた片田舎に誘拐事件を解決するためにはるばるやってきたのだが、そこでふたりを待ち受けていたのは前代未聞の珍事件、なんとチンパンジーの誘拐殺害事件だった！ イギリスミステリ界で半世紀にわたって活躍してきた重鎮エリザベス・フェラーズの傑作本格ミステリ。
■自殺の殺人
じさつのさつじん
エリザベス・フェラーズ
創元推理文庫
1998/12 初版
ISBN 4-488-15917-6
本体520円
"Death in Botanist's Bay" (Murderof a Suicide)
Elizabeth Ferrars
※「IN★POCKET９９年文庫翻訳ミステリー評論家が選んだ第３位」
気分転換にアスリントンの町を訪れたトビーとジョージは、嵐の中、身投げをはかった男を取り押さえる。だが、男は翌朝、一発の銃弾と共にこの世を去った。結局自殺したのかと思いきや、警察の捜査結果は他殺の可能性を示唆するものであった。果たして、これは自殺に偽装した他殺なのか、それともその逆なのか？
■細工は流々
さいくはりゅうりゅう
エリザベス・フェラーズ
創元推理文庫
1999/12 初版
ISBN 4-488-15918-4
本体520円
"Remove the Bodies" (Rehearsals for Murder)
Elizeneth. Ferrars
※ある晩、突然トビーを訪ねてきた娘は、事情も言わずに金を借りて去っていった。翌日、トビーは匿名の電話で、彼女が殺されたことを知る。信じられないくらい無邪気なお人好しだった彼女に何があったのか？ 現場に乗り込んだトビーたちが見つけたものは、糸を使った奇妙な仕掛け。どうやら推理小説のトリックを熱心に試している奴がいるらしい。はたして、事件との関係は？
■騙し絵の檻
だましえのおり
ジル・マゴーン
創元推理文庫
2000/12 初版
ISBN 4-488-11204-8
本体660円
The Stalking Horse
Jill McGown
※「・・被告に終身刑を命じる。最低でも１５年間の懲役は・・」無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。１６年後、仮釈放された彼は、真犯人を捜し始める。自分を罠に嵌めたのは誰だったのか？ 次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかにされる驚愕の真相。現代本格ミステリの旗手が底知れぬ実力を世に知らしめた衝撃の出世作。
■タラント氏の事件簿
たらんとしのじけんぼ
C・デイリー・キング
新樹社
2000/4 初版
ISBN 4-7875-8497-9
本体2000円
The Curious Mr.Tarrant
C. Daly King
※短編集：「古写本の呪い」「現われる幽霊」「釘と鎮魂曲」「＜第四の拷問＞」「首無しの恐怖」「消えた竪琴」「三つ眼が通る」「最後の取引」を収録
本書を「読むのは、不可能犯罪の教科書をひもとくのに非常に似ている。いわゆる都会風の探偵の一人で、ひどく風変わりな性格の代わりに並外れた知性と推理力を与えられたタラントは、収録された８編のうち、なんと７編において不可能犯罪を捜査する」（ロバート・エイディー）
■老人たちの生活と推理
ろうじんたちのせいかつとすいり
コリン・ホルト・ソーヤー
東京創元社
2000/07 初版
ISBN 4-488-20302-7
本体680円
The J.Alfred Prufrock Murders
Corinne Holt Sawyer
※サンディエゴから北へ２０マイル。そこに＜海の上のカムデン＞はある。映画人お気に入りの社交場であったのが、一度は野ざらしの惨状に陥りながらも、高級老人ホームに生まれ変わった。美味な食事、行き届いた各種設備、付属の病院施設。至れり尽せりのこの楽園で、ある日、人畜無害の老婦人が殺される。いったい誰が、なぜ？ 個性ばらばらな仲良し年寄り4人組はありあまる好奇心をみたすべく、おっかなびっくり探偵活動にのりだした。活気溢れる面々のしんみりおかしい奮闘の顛末記！
■さまよえる未亡人たち
さまよえるみぼうじんたち
エリザベス・フェラーズ
創元推理文庫
2000/09 初版
ISBN 4-488-15919-2
本体560円
The Wandering Widows
Elizeneth Ferrars
※ひさしぶりに英国へと帰ってきた青年ロビンは、せっかくの休暇に殺人事件に巻き込まれてしまう。殺されたのは旅先で知り合った、個性的な有閑マダム四人組のひとり。はたして、犯人は友人か、息子か、夫か、それとも……。謎を解く鍵はいったいどこに？ からまりあった謎が解けていく楽しみに、あざやかな解決の爽快感！ 英国の巨匠フェラーズの、中期を代表する本格ミステリ。
■死のさだめ
しのさだめ
ケイト・チャールズ
東京創元社 創元推理文庫
ISBN 488-29003-5
本体960円
Appointed to Die
Kate Charles
※新しくやってきた首席司祭は、俗物きわまりない小男だった。金のために伝統を踏みにじるような改革の数々。ロンドンの権力者には滑稽なほど媚を売りながら、地元の信者は軽んじる、その態度。副首席司祭たちは彼の行いに反発し、団結を強める。しかし、彼らの結束はいつしか崩れ始め、教会に悲劇が訪れる。工作する人々の思いが丹念な筆致で描かれていく、シリーズ第３弾。
■騙し絵の檻
だましえのおり
ジル・マゴーン
創元推理文庫
2000/12 初版
ISBN 4-488-11204-8
本体660円
The Stalking Horse
Jill McGown
※「・・被告に終身刑を命じる。最低でも１５年間の懲役は・・」無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。１６年後、仮釈放された彼は、真犯人を捜し始める。自分を罠に嵌めたのは誰だったのか？ 次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかにされる驚愕の真相。現代本格ミステリの旗手が底知れぬ実力を世に知らしめた衝撃の出世作。
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