新人コーナー

遠藤裕子さん

自己紹介


遠藤裕子 えんどう・ゆうこ
 1966年長野県生まれの横浜育ち。慶應義塾大学文学部文学科英米文学専攻を卒業後、某コンピューターメーカーで役員の翻訳スタッフ、海外ビジネス顧客のサポート、事業部内の情報整備に携わりました。30歳を目前に一発奮起し、通信教育で翻訳の勉強を本格的に始め、勉強会に参加しながら98年に女性誌の料理記事の翻訳でデビュー。ジャンルは美術・芸術、インテリア、芸能など。下訳では学生時代の専門であったヴィクトリア朝を舞台にしたミステリなど、文芸ものも手がけています。最近では趣味のウクレレ好きが高じてリボンレイ製作やハワイ語習得にまで手を伸ばし、アロマテラピーの分野では資格も取得。家族に犬が加わってからは、ペットに活かすアロマテラピーやマッサージの勉強も少しずつ始めています。いつの日か、これらの経験が活かせる書籍の翻訳ができたら嬉しいと思っています。

訳書一覧


アリーmyラブ・プライベート・ブック
ありーまいらぶ・ぷらいべーと・ぶっく
アクスペクト編
畑裕子訳(旧姓)
(株)アスペクト
1999/12初版
ISBN 4-7572-0636-4
本体952円
※全米でも日本でも大人気のドラマ『アリーmyラブ』。ヒロインのアリーを演じるキャリスタ・フロックハートが本音を語るインタビューや、米国で何本ものドラマを手がけ、ヒットさせてきた辣腕プロデューサー、デビッド・ケリーのインタビューなど、ドラマの裏側を知るにはぴったりの本。グラビアも多数掲載。

テレンス・コンランでディナーを
てれんす・こんらんででぃなーを
テレンス・コンラン
畑裕子(共訳、旧姓)
(株)インデックスコレクション
2001/2初版
ISBN 4-901279-01-7
本体5,800円
Terence Conran on Restaurants
Terence Conran
2000
※イギリスの食を変えたと言われるコンラン卿が、レストラン経営の奥義を、場所の選定から料理、サービス、経営に至るまで語り尽くします。手ごろな値段でおいしい料理を、素敵なインテリアで味わえるようにした卿の真摯な取り組みを知るとともに、読者にはよい店を見分ける知恵がつくこと請け合い。美しいグラビアも魅力の、料理専門家でなくても楽しめる一冊です。

テレンス・コンランのキッチン
てれんす・こんらんのきっちん
遠藤 裕子(共訳)
(株)エクスナレッジ
2002/11初版
ISBN 4-7678-0216-4
本体5,000円
Terence Conran Kicthens
※キッチンは家庭の中心。料理や食事だけでなく、おしゃべりしたり、勉強したり・・・。自分たちのライフスタイルにふさわしいキッチンをつくりあげるノウハウを、テレンス・コンランがお教えします。

LOST(ロスト)
ろすと
イアン・フィリップス
*翻訳者は「(株)トランネット」名義。最後の「訳者紹介」ページに名前あり。
(株)アーティストハウスパブリッシャーズ
2003/3初版
ISBN 4-902088-02-9
本体1,200円
Lost: Lost and Found Pet Posters From Around the World
※うちのペット、知りませんか? 猫、犬、鳥、カメ(なかには消えたサンドウィッチ探しのポスターも!)・・・ペットを思う飼い主の心は万国共通。巻末には効果的な「迷子ペットのポスター作りのヒント」も掲載。

Small House−−人と建築の原点
すもーる・はうす ひととけんちくのげんてん
ニコラス・ポープル著
遠藤 裕子(共訳)
(株)エクスナレッジ
2003/08初版
ISBN 4-7678-0312-8
本体4200円
Small Houses
2003
※小さな敷地に建つ狭小住宅。なにを取り、なにを捨てるかは、そこで暮らす人々の価値観が如実に反映され、快適な住まいとなるか否かに直結します。それぞれの小さな宇宙に施された素晴らしい工夫をとくとご覧ください。

ジョン・レノン アメリカでの日々 消えた日記に見る真実のレノン
じょん・れのん あめりかでのひび きえたにっきにみるしんじつのれのん
ジェフリー・ジュリアーノ著
遠藤 梓(ペンネーム)訳
(株)WAVE出版
2003/11初版
ISBN 4-8729-0172-X
本体1600円
Lennon in America: 1971-1980, Based in Part on the Lost Lennon Diaries
2000
※死後20年たっても人々の心に生き続けるジョン・レノンと彼の音楽。その裏にはなにがあったのでしょう?−−ジョンの死後、ダコタから持ち出された「失われた日記」をもとに書かれた本書には、彼の人生の苦悩が散りばめられています。

テレンス・コンラン 究極の住デザイン
てれんす・こんらん きゅうきょくのじゅうでざいん
テレンス・コンラン著
遠藤 裕子(共訳)
(株)エクスナレッジ
2004/08初版
ISBN 4-7678-0400-0
本体7140円
Ultimate House Book
2003
※「究極の」とタイトルにあるとおり、自分の家を手に入れるところから始まり、内装に使う部材のひとつひとつまで細かくコンラン流のセンスを伝授してくれる一冊。家を買う、改築するといった場合に参考になるのはもちろんですが、まずはリビングの一角からでも、ここに挙げられたコンランテイストを取り入れてみるのもいいでしょう。インテリア好きにはおすすめの一冊です。

ご本人からのおすすめの1冊


ジョン・レノン アメリカでの日々:表紙ジョン・レノン アメリカでの日々 消えた日記に見る真実のレノン
じょん・れのん あめりかでのひび きえたにっきにみるしんじつのれのん
ジェフリー・ジュリアーノ著
遠藤 梓訳
(株)WAVE出版
2003/11初版
ISBN 4-8729-0172-X
本体1,600円
Lennon in America: 1971-1980, Based in Part on the Lost Lennon Diaries





※死後20年たっても人々の心に生き続けるジョン・レノンと彼の音楽。その裏にはなにがあったのでしょう?−−ジョンの死後、ダコタから持ち出された「失われた日記」をもとに書かれた本書には、彼の人生の苦悩が散りばめられています。

☆ジョン・レノンという人物が語られる場合、その切り口は「愛と平和の使者」「よき家庭人」、あるいは「厭世家」「自制心のないマザコン男」の両極端に偏りがちですが、この本のスタンスはまさに後者。ジョンが亡くなったいま、なにが真実かはだれにもわからないとしても、ここに描かれるジョン・レノン像はとても人間臭いものです。「それがたとえ本当でも、やはり自分はジョンに魅力を感じるし、彼の音楽が好きだ」と言えるかどうか……? 彼のファンにとっては、ある種の「踏み絵」のような本だと思います。

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